
合意書を取り交わす水沢地区インター推進協議会の川田一幸会長(左)と、長岡国道事務所の田村秀誠所長=十日町市伊達甲
「十日町道路」の用地買収調印式が9月、新潟県十日町市の伊達公会堂で報道陣を前に行われた。調整役を務める地元協議会と事業主体の代表が、公の場で「今後も用地買収を進める」との合意書にサインするのは、極めて異例のことだという。
- [衆議院選挙2024・私の思いは…]<新潟5区・魚沼地域>同じ選挙区の上越と関係薄く…候補の名前も浸透し切らず
- [衆議院選挙2024・私の思いは…]<新潟5区・上越地域>”雪国”生かす戦略後押しを、交通網活用にも期待
十日町道路は、南魚沼市と上越市を結ぶ高規格道路「上越魚沼地域振興快速道路」(上沼道)の一部区間。合意書は「水沢地区インター推進協議会」の川田一幸会長(73)と、国交省長岡国道事務所の田村秀誠(ひでなり)所長が取り交わした。
調印式までに、水沢地区の地権者約10人と約1万5千平方メートルの用地取得で交渉が初めてまとまっており、同事務所の水口直人計画課長は「喜びを分かち合う場を...
残り1142文字(全文:1442文字)