木やり歌や笛の音を響かせ、岩船の町に向かうおしゃぎり屋台=10月19日、村上市岩船三日市
木やり歌や笛の音を響かせ、岩船の町に向かうおしゃぎり屋台=10月19日、村上市岩船三日市

 秋の港町を盛り上げる恒例の岩船大祭の本祭が19日、新潟県村上市で開かれた。岩船地区の九つの町内が、木やり歌や笛の音に合わせ、きらびやかなおしゃぎり屋台を引き回し、地区を練り歩いた。

 岩船大祭は県の無形民俗文化財で石船(いわふね)神社の例大祭。7月の村上大祭、9月の瀬波大祭と合わせ、村上三大大祭と呼ばれる。ことし6月には、市が文化庁の日本遺産「北前船寄港地・船主集落」の認定を受け、瀬波大祭とともに構成文化財の一つとなっている。

 岩船大祭の本祭当日は、午前8時半に神社から各町内の神様や縁起物を乗せ、堆朱(ついしゅ)などで彩られたおしゃぎりが出発。雨が降る中、屋台は太鼓や笛の音、威勢の良い掛け声を...

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