
水藤裕太さんが開発している除雪ロボット。搭載したAIが除雪範囲を判断する=長岡市来伝
新潟県長岡市栃尾地域に住むフリーランスのプログラマー、水藤(すいとう)裕太さん(36)が、人工知能(AI)を搭載した除雪ロボットの開発を進めている。除雪範囲に置いた三角コーンをカメラで認識しながら、自動走行して除雪する仕組みで、試作機が2024年秋に完成。栃尾地域の来伝(らいでん)集落で実証実験を重ねている。
水藤さんは愛知県蒲郡市出身。東京の大手通信会社に勤務していたが、見附市出身の妻が里帰り出産したことを機に、移住を模索。21年から来伝に住んでいる。冬季は1メートル以上の積雪があることから「除雪が少しでも楽になれば」と、24年の夏から、プログラミングの知識を生かして除雪ロボの製作を始めた...
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