
旧二の丸隅櫓から出火したとの想定で避難や放水などの手順を確認した訓練=1月26日、新発田市大手町6
文化財防火デーの1月26日、国の重要文化財指定建造物のある新発田城(新潟県新発田市大手町6)で避難・放水訓練が行われた。施設の管理をする職員らが、訪れていた観光客を避難誘導しつつ、消防に通報。市民が見守る中、消防による放水が行われ、それぞれが貴重な文化財を守る手順を確認した。
新発田城の表門と旧二の丸隅櫓は、新潟県内で唯一、江戸時代から残る城郭建造物で国の重要文化財に指定されている。施設は冬季は休業中だが、訓練に合わせて特別公開された。新発田市内での文化財防火デーでの放水訓練は5年ぶりとなった。
訓練は旧二の丸隅櫓で、職員が火災を発見したとの想定で行われた。職員は消火に当たりながら「避難して...
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