
命名権協定締結の記念式典=長岡市西片貝町
長岡工業高専(長岡市)は1日、マコー(同市)とユニオンツール(東京)のメーカー2社と、ネーミングライツ(命名権)に関する協定を締結した。それぞれ講義室と学生食堂の愛称に、社名を入れる。高専側は、財源確保による教育環境の充実を図る。メーカー側は、学生への知名度向上を通じた採用活動の促進などを期待する。
長岡高専によると、高専の施設について命名権の協定を結ぶのは、北信越5県で初めて。
協定の期間は3年で、命名権料は非公表。マコーは4号館4階にある定員120人の講義室に「MACOHO Lecture Room(マコー・レクチャー・ルーム)」、ユニオンツールは学生食堂に「ゆにおん食堂」という愛称を付けた。高専はシラバス(授業計画)やパンフレットなどでも、この愛称を使う。
マコーは、水と研磨材で物体の表面を加工する技術「ウェットブラスト」を使った装置の専門メーカー。社員約140人のうち4分の1が長岡高専出身だという。

ユニオンツールは、プリント基板の加工に使うドリル生産で高い市場シェアを持つ。長岡市と見附市に工場があり、渡邉裕二社長は長岡高専の卒業生だ。

各部屋の...
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