
「私も夕食時によく『竹材 蒸篭』を使っています。野菜と肉や魚など具材を入れて蒸すだけでおいしい料理ができます」と話す良品計画の野瀬知美さん=東京都文京区
無印良品を展開する良品計画が2024年9月に発売した「竹材 蒸篭」が人気だ。油を使わずに調理できる健康志向、手間のかからない時短にマッチして火が付いた「せいろ蒸し料理」ブームを後押ししている。商品開発を担当した良品計画の野瀬知美(のせ・ともみ)さんにヒットのヒントを聞いた(共同通信=出井隆裕記者)
「せいろは伝統的な調理道具ですが『ハードルが高そう』『売っている場所が分からない』との声も多く、無印良品として使いやすい形状の商品の開発を始めました」
「竹材 蒸篭」はせいろ本体とふたは大、小のサイズを用意し、それを鍋やフライパンの上に置くための受け台がある。それぞれバラバラで販売し、本体1490円...
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