
リボン食品の旧社屋の前に集まる社員ら
マーガリンや冷凍パイなどを手がける老舗食品メーカー。1907年に大阪市内で創業者千足栄蔵が日本初という植物由来の国産マーガリンを製造・販売したのが始まり。牛乳が原料で当時は高価だったバターの代わりに、と考案した。(共同通信=増井杏菜記者)
1960年には、家庭用マーガリンを進化させた「バターリン」を発売。パンに塗りやすいよう、バターのようにやわらかく、香りと口溶けがよい商品を目指した。手頃な価格とあって大ヒットした。
1962年、当時「ブルーリボン」「レッドリボン」といった商品があり、これを基に現社名に変更。その後、製菓や製パン業界に向けた商品も展開。1970年代には冷凍パイ生地「パイメーク...
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