Q 集合住宅のバルコニーや階段に設置されている墜落防止手すりは、どのような点検をすればよいでしょうか。

 A 墜落防止手すりは、劣化などによる不具合が高所からの墜落事故に直結する恐れがあるため、点検して早期発見するのは大事なことです。

 点検で特に注意したいのは次の三つのポイントです。まず手すりの支柱根元部分のコンクリートにひび割れがないかを確認します。大きなひび割れがあると支柱が不安定になり、手すり全体の強度が低下する恐れがあります。

 次に格子が外れていないかや、ガラスやパネルがひび割れや変形をしていないかを確認してください。これらの不具合は人のすり抜けによる転落や部材の落下事故につながる恐れ...

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