「ウーブン・シティ」で公開された、集合住宅で自動で荷物を運ぶロボット=25日午後、静岡県裾野市
 「ウーブン・シティ」で公開された、集合住宅で自動で荷物を運ぶロボット=25日午後、静岡県裾野市
 トヨタ自動車の実証都市「ウーブン・シティ」の第1期区域=25日午後、静岡県裾野市(共同通信社ヘリから)
 トヨタ自動車の実証都市「ウーブン・シティ」の第1期区域=25日午後、静岡県裾野市(共同通信社ヘリから)
 「ウーブン・シティ」の始動を宣言したトヨタ自動車の豊田章男会長=25日午後、静岡県裾野市
 ウーブン・シティでの主な実証項目

 トヨタ自動車の実証都市「ウーブン・シティ」(静岡県裾野市)が計画発表から5年を経てスタートした。トヨタは、単なる自動車メーカーから車を中心に据えた幅広いサービスを提供する企業への変革を目指しており、その戦略拠点とする。自動運転技術の向上に加え、異業種との連携を深めて「化学反応」を起こし、街ぐるみで新ビジネスの創出を狙う。

 ▽かけ算

 「ここは未来のためのテストコースです。かけ算は1社だけでは成り立ちません」。トヨタの豊田章男会長はウーブン・シティで25日開いた式典で、企業連携の重要性を強調した。実証事業に参加する業種は食品から教育、医薬品まで多種多様だ。

 25日は、集合住宅で各戸に自動で荷物を...

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