
8月27日の先発登板で約2年ぶりに白星を挙げた米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(左)。9月28日のレギュラーシーズン最終戦では、自己最多を更新する55号本塁打を放った(共同)
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(31)が28日、2季ぶりに「二刀流」で復活したレギュラーシーズンを終えた。最終戦で自己最多の55号を放ちながら、シュワバー(フィリーズ)にあと1本及ばず3年連続本塁打王は逃したが、投打に変化を恐れず進化を証明。3年連続4度目の最優秀選手(MVP)受賞が有力視されている。
▽バレル率の向上
中堅左の55号は飛距離約126メートル、打球角度32度の豪快なアーチだった。「ある程度の角度で打球が上がればフェンスを越えるだろう、という想定で逆算して打席を組み立てていく」。7月、大谷は思考の一端を口にした。メジャー1年目は「二塁打を基準に、その延長で本塁打」としていたが...
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