米ニューヨークで記者会見する市長選候補のゾーラン・マムダニ氏=9月(共同)
 米ニューヨークで記者会見する市長選候補のゾーラン・マムダニ氏=9月(共同)
 米ニューヨークで記者会見する市長選候補のゾーラン・マムダニ氏=9月(共同)
 ニューヨーク市長選の各候補の支持率(写真はロイター、ゲッティ)

 11月4日の米ニューヨーク市長選まで約1カ月。社会主義的な政策を掲げる民主党候補の急進左派ゾーラン・マムダニ氏(33)が最有力で、共和党のトランプ大統領に抵抗する象徴的存在として支持率首位を保つ。トランプ氏が当選阻止の圧力を強める中、マムダニ氏は「億万長者との戦いだ」とし、物価高に苦しむ若者や労働者を守ると訴えている。

 ▽警告

 「市民には口約束ではなく実績でリーダーを選んでほしい」。現職のエリック・アダムズ市長(65)は9月28日、支持率低迷で選挙戦から撤退し、こう言い残した。富裕層への増税や家賃の値上げ凍結、バス無料化の公約で、無名のニューヨーク州下院議員から一気に知名度を上げたマムダニ氏...

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