~選別処理能力の向上で収益拡大~
トピー工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:石井博美、以下「トピー工業」)の連結子会社である明海リサイクルセンター株式会社(本社:愛知県豊橋市、社長:鎌形和男、以下「明海リサイクルセンター」)は、非鉄金属の選別能力を強化し、リサイクル事業の更なる高度化を図ることを目的として、非鉄金属選別ラインの増設を行い、2025年10月より稼働を開始しました。選別ラインの2ライン化および新鋭設備の導入により、非鉄金属の選別処理量が増加するとともに、非鉄金属の選別精度も向上し、非鉄金属の販売増加による収益の拡大が期待されます。
明海リサイクルセンターは、ミックスメタル※から価値の高い非鉄金属を選別し販売していますが、既存の選別ラインでは処理能力に制約があり、ミックスメタルの全量を処理できない状況でした。また、選別の精度にも課題があり、アルミニウム・銅・真鍮以外の非鉄金属の選別が困難でした。このため、価値の高い非鉄金属を含むミックスメタルの状態で販売せざるを得ず、収益拡大に向けて、選別処理量の増加と選別精度の向上が求められていました。
今回のライン増設により、選別処理量は従来比で約2倍に増加し、ミックスメタルの全量処理が可能となりました。さらに、新ラインに新鋭の設備を導入したことで、新たにステンレスなどの非鉄金属の選別にも対応しました。これにより、価値の高い非鉄金属の販売量の増加による収益の拡大を見込んでいます。
トピー工業グループは、新中期経営計画「TOPY Active & Challenge 2027」において、持続的な成長事業の種まきとして「リサイクル事業の高度化と循環型ビジネスの展開」を掲げています。リサイクル、リユース需要の高まりを踏まえ、これまでリサイクル事業で培った知見を生かし、循環型ビジネス分野における成長事業の創出に取り組んでまいります。
※ミックスメタル:銅やアルミニウム、ステンレスなどの非鉄金属や鉄、金属以外の素材(プラスチック、廃棄物など)が混ざりあい、粉砕など一定の加工が施されたスクラップの呼称
【設備投資の概要】
1)設置場所
豊橋市明海町1番地
明海リサイクルセンター株式会社(トピー工業株式会社 豊橋製造所内)
2)投資額
約6億円
関連リンク
明海リサイクルセンター ウェブサイト
https://www.akemi-rc.co.jp/