
教員のやりがいや満足度
経済協力開発機構(OECD)の国際教員指導環境調査は、日本の教員の長時間労働を浮き彫りにした。それでもやりがいを持って教える姿が見えるが、仕事の成果や仕事全体に満足している教員の割合は国際平均を下回った。長時間労働は教員不足につながっており、負荷を減らし、教員にとって大切な授業に専念できる環境の整備が急務だ。
▽手いっぱい
「病休などで教員が減っても、やらなければいけない仕事は減らない」。東北地方の公立小の20代男性教諭は話す。授業が終わると、教育委員会から求められるアンケートや学力調査などの集計に対応し、花壇の手入れをすることもある。
子どもが生きていく上で必要な知識や技能を身に付けさせる...
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