
公明の「政治とカネ」を巡る主張
自民党と公明党が連立政権継続の合意を結べない異常事態に陥っている。公明は、自民の高市早苗総裁の「政治とカネ」問題への姿勢に不信感を抱き、連立離脱も辞さない構えで懸念解消を訴える。条件とする企業・団体献金の受け皿を大幅に絞り込む規制強化案は自民の資金源を直撃するだけに、両党の溝は深い。
▽新たな事態
「懸念にはっきりした答えがなければ、連立政権にはならない」。公明の斉藤鉄夫代表は8日配信のインターネット番組で、自民の対応次第では連立離脱に進む可能性を否定しなかった。
さらに派閥裏金事件を巡り「新たな事態への説明責任を果たす必要がある」と要求した。(1)旧安倍派幹部の萩生田光一氏の政策秘書が8月...
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