
アサヒグループへのサイバー攻撃(イメージ)
アサヒグループホールディングスへのサイバー攻撃は、ハッカー側が社員の使用パソコン(PC)を乗っ取り、「踏み台」のようにして社内システムに侵入した可能性がある。盗まれた情報は社員のプライベートな情報から社内情報まで多岐にわたる。いわば社員が使うPCの数だけ隙があることになる。「攻撃を完全に防ぐことは難しい」と専門家も対策の難しさをにじませる。
「アサヒは、業務プロセスを修復できなければ、2億~3億3500万ドル(約300億~510億円)の損失が見込まれる」。ハッカー集団「Qilin」が7日夜にダークウェブにアップした犯行声明には、被害額を強調するような文章がつづられていた。
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