球状の容器の中で光るボタニカルライト=5月30日、長岡市宮本東方町
球状の容器の中で光るボタニカルライト=5月30日、長岡市宮本東方町

 新潟県長岡市宮本東方町の国営越後丘陵公園は、園内の「ながおか香りのばら園」で開催中のばらまつりとライトアップイベントに合わせ、植物や微生物の力で発電して光る「ボタニカルライト」を設置した。新潟県内での設置は初めて。環境に優しい淡い光が、色とりどりのバラを照らしている。

 ボタニカルライトは、植栽などを手がける「グリーンディスプレイ」(東京都)と、「ニソール」(埼玉県)が開発・普及に取り組む技術。地面に電極を差し、根の回りにいる微生物が放つ電子を利用して発電する。発電の過程で排出されるのは水のみで、環境に優しい技術として注目されている。

 まだ市販はされていないが、丘陵公園に4月に配属された山下真...

残り191文字(全文:491文字)