柏崎刈羽郷土史研究会は10月27日、創立50周年記念の講演会を新潟県柏崎市図書館で開く。「歴史から生まれる物語〜小説に描く柏崎刈羽の魅力」と題し、柏崎市出身の作家でジャーリストの横村出(いずる)さんが講師を務める。

 研究会は1972年に発足、市史編さん事業にも参画するなど地域の歴史掘り起こしに取り組んできた。2年前にも記念講演会を企画したが、新型ウイルスの感染拡大で見送っていた。

 横村さんは、柏崎市に鎌倉時代にあった荘園「佐橋ノ荘」を治めていた毛利家内の所領争いを軸に、主人公毛利時元の成長と苦悩を描いた「放下(ほうげ)」(新潟日報メディアネット)などで知られる。

 講演では佐橋ノ荘と毛利氏、柏崎勝長と能・柏崎などについて語る。

 午後1時半から3時20分まで。無料。