茂木健一郎さん(撮影・徳丸篤史)
 茂木健一郎さん(撮影・徳丸篤史)
 今冬の運行が始まった津軽鉄道の「ストーブ列車」=1日、青森県五所川原市の津軽五所川原駅
 秩父夜祭の山車と打ち上げ花火=3日夜、埼玉県秩父市
 旅先のランニングで脳を休ませる=4日、インドネシアのジャカルタ(筆者提供)
 能登半島地震から11カ月となった石川県輪島市の「輪島朝市」周辺=1日
 京都市上京区の千本釈迦堂で始まった冬の風物詩「大根だき」=7日
 茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)

 「師」(僧侶、お坊さん)が忙しく走り回るさまが語源だという説もある「師走」。なんとはなしに、慌ただしい。こんな季節だからこそ、脳を休めることの大切さを再確認したい。

 現代人は、とにかく忙しい。ワークライフバランスという言葉があるが、仕事のし過ぎに気を付けたとしても、私生活の部分も忙しかったりする。

 ソーシャルメディアの発達もあって、見たり聞いたりして「消費」すべき「情報」があふれている。国内外を問わず、めぼしいコンテンツを一通り追うだけでも大変である。加えて、友人の近況、気になるインフルエンサーの投稿や、話題になっているニュースなど、時間がいくらあっても足りない。

 脳が忙しいのは決して良いこ...

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