茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)
 茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)
 米大リーグ開幕戦に出場したドジャース・大谷翔平(上左)、カブス・鈴木誠也(同右)、今永昇太(下左)、ドジャース・山本由伸の日本人4選手=2025年3月18日、東京ドーム
 カブスとの開幕第2戦。ドジャースの先発・佐々木朗希(上)と、今季初本塁打を放った大谷の連続合成写真=3月19日、東京ドーム
 日本開催の大リーグ公式戦
 1995年、ドジャース時代の野茂英雄投手。「トルネード投法」で日本人活躍の道を開いた(ロイター=共同)
 2011年6月にシアトルでのエンゼルス戦で二盗するマリナーズ・イチロー選手(左)、04年3月に東京ドームでのデビルレイズ戦で2ランを放つヤンキース・松井秀喜選手
 大谷の本塁打に沸く東京ドームの観客=3月19日
 試合を終え記念撮影するドジャースの大谷(奥左)、佐々木(同右)、山本=3月19日、東京ドーム
 茂木健一郎さん(撮影・徳丸篤史)

 米大リーグ(MLB)の2025年レギュラーシーズンが6年ぶりに日本で開幕し、18、19日にカブス―ドジャース戦が東京ドームで行われた。大谷翔平をはじめ山本由伸、佐々木朗希(ドジャース)、今永昇太、鈴木誠也(カブス)といった日本人メジャーリーガーの勇姿に胸を躍らせた方も多いのではないか。

 かつて、日本の野球はアメリカでは通用しないと言われた時代もあった。野茂英雄投手が1995年に海を渡った際には、いろいろと批判も浴びた。さまざまな思い込みをはねのけ、結果的に大活躍した彼のパイオニアとしての功績は輝かしい。

 その後、イチローや松井秀喜、そして大谷ら日本人プレーヤーの奮闘によって、日本のプロ野球と...

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