
ジェンスン・フアン氏の動向を詳細に伝える台湾の地元各紙
米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は時の人だ。5月に開催されたアジア最大級のIT見本市「台北国際電脳展(コンピューテックス台北)」では、開幕前日の基調講演で台湾への積極投資を表明。今後の同社事業の中心となるデータセンターなどの人工知能(AI)インフラを建設することが公表された。
フアン氏は台南市で生まれ、幼い頃に米国に移住して成功した台湾系米国人の起業家だ。台湾のニュースは、米国の対中輸出規制に関する堅い話題から台北の夜市を楽しむ様子まで、世界企業のトップを務める地元出身の経済人の一挙手一投足を報じている。
なぜこんなにも台湾人が熱狂するのかと疑問に思ってい...
残り775文字(全文:1075文字)