
戦時中の市民生活や社会の様子を伝える展示=12日、長岡市関原町1
戦時中の県民の暮らしや戦争との関わりを伝える展示「戦後80年 私の戦争体験記 銃後の日々」が12日、長岡市関原町1の県立歴史博物館で始まった。人々の日記をはじめ、戦意高揚を目的としたポスターなどが並び、来場者は一つ一つに見入っていた。
県立歴史博物館が節目の年に企画した。直接の戦場ではない後方で、戦争に関わらざるを得なかった人々や社会を知るための史料260点を県内各地から集めた。
会場には、徴兵検査の結果通知や、出征を前にした男性の直筆の日記や封書、おもちゃ「へいたいさん双六(すごろく)」などが並ぶ。質素倹約を奨励するポスターや文書などもあり、戦争が県民の暮らしに影響を及ぼしていたことがうか...
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