
株価情報を詳細に伝える台湾のテレビ局の経済ニュース番組=7月8日
台湾人の友人が住むアパートの部屋の玄関に、箱が山のように積まれていた。尋ねてみると、彼女や両親が投資している複数の企業の株主総会で受け取った記念品だという。
台湾では日本よりも株式投資が身近だと感じる。本人がやっていなくても、少なくとも家族の誰かは関わっている印象だ。その友人は家族全員が株式投資をしており、記念品も膨大な量になるとか。
台湾証券取引所のまとめでは、6月の時点で投資用の口座を持つ台湾人は約1338万人で、全人口の57%に当たる。高齢者の比率が高く、61歳以上が約403万人と口座保有者全体の30%を占める。19歳以下は全体の4%に当たる59万人と少ないものの、人数は過去1年間で1...
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