
東京臨海高速鉄道の次期車両71―000形=2025年7月1日、東京都品川区
「またしても『笑う電車』だ」。東京都の第三セクター鉄道、東京臨海高速鉄道(りんかい線)が2025年度下半期に営業運転を始める次期車両71―000形(ななまんいっせんがた)の報道公開で、電車の「顔」である先頭部が笑っているような装飾なのに気づいた。笑みを浮かべたような新型車両は他社にもあり、「笑う電車」が相次いで登場しているのにはワケがあった。
品川区にあるりんかい線の八潮車両基地の留置線で2025年7月1日、ともにステンレス製の現行車両70―000形(ななまんがた)と真新しい71―000形が並んでいた。りんかい線は大崎駅(品川区)から人工島「お台場」を通り、JR京葉線・東京メトロ有楽町線と接...
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