県内9信用金庫、8信用組合の2025年3月期決算が出そろった。本業のもうけを示すコア業務純益は7信金、4信組が前期に比べて減少。日銀の政策金利引き上げに伴い、資金調達コストの預金利息が、貸出金利息に先行して上がったことなどが響いた。純損益は全9信金と、7信組が黒字を確保したものの、13信金・信組が減益や赤字拡大だった。

 日銀は24年3月、マイナス金利政策を解除し、24年7月と25年1月に政策金利の引き上げを決めた。この影響を反映した初の通期決算となった。

 「どうしても...

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