
ソウル市内を走る黄緑色ナンバーの車=7月23日
韓国の街中で、黄緑色のナンバープレートを付けた車を頻繁に見かけるようになった。購入価格が「8000万ウォン(約855万円)以上」の高額な社用車を示す証しだ。
社用車にはさまざまな税制優遇があり、購入費や保険料、ガソリン代などが年間最大1500万ウォンまで、必要経費として控除が認められる。
一方で企業のオーナーや家族らが、社用車を私的に使用するケースが社会問題となり、対策として昨年1月、ナンバープレートで区別する制度が導入された。今年4月に罷免された尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が、2022年の大統領選で掲げていた公約の一つだった。
ところが、自動車市場調査会社のカーイズユーデータ研究所に...
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