暑さ対策で鶏に水をかける養鶏業者=8月2日、五泉市論瀬のキムラファーム
暑さ対策で鶏に水をかける養鶏業者=8月2日、五泉市論瀬のキムラファーム

 7月から記録的な猛暑に襲われた新潟県内で、畜産業者から悲鳴が上がっている。乳牛は暑さで搾乳量が落ち、秋以降も含め、今後の供給に懸念が出てきた。鶏の産む卵のサイズが小さくなり、個数も減少。暑さのため、全県で5千羽以上の鶏が死ぬ被害も出た。豚の食欲を維持するため、冷房を24時間稼働してしのぐ業者もある。8月に入り雨は降ったものの、暑さは続き、関係者は不安を募らせる。

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 8月5日まで過去最長となる19日連続で熱中症警戒アラートが発令された新潟県。その後、7日にもアラートが出ている。

 猛暑で大きな影響が出ているのが乳牛だ。暑さで牛の食欲が...

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