米国ブランドの不買やボイコットを呼びかけるSNSの投稿=8月25日
 米国ブランドの不買やボイコットを呼びかけるSNSの投稿=8月25日
 低身長の治療などを行うソウル市内のクリニック=8月20日

 ロシア原油の輸入などを理由に、インドに50%の関税を課したトランプ米大統領の対応が、これまで良好だった印米関係を揺さぶっている。インドと戦火を交えたばかりのパキスタン軍の制服組トップと、6月にホワイトハウスで会談したことに続くインド軽視の姿勢と受け取られても仕方がない。

 トランプ氏は7月末、インド経済を「死に体」と表現し、国民の怒りを増幅させた。2025年1~3月期の実質国内総生産(GDP)が、前年同期比7・4%増と高成長を続けている実態を無視した発言だった。友人は「関税そのものよりも、インド人の誇りを傷つけたことが許せない」と憤る。

 モディ首相は8月15日の独立記念日に行った演説で、米国の...

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