
茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)
来年3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本での放送が、アメリカの動画配信大手ネットフリックスの独占になると発表された。テレビの地上波やBSでの中継計画はなく、衝撃をもって受け止められている。
2023年の前回大会は、地上波とインターネット配信で中継され、高い視聴率を記録。次回も、大谷翔平選手の出場への期待など、盛り上がりが予想されていただけに、落胆の声は大きい。地上波で報道目的のハイライト映像などは流せても、リアルタイムで試合を見られなくなってしまうのだ。
このニュースに対する世間の驚きや不満は、地上波をはじめとする既存メディアへの期待が依然として存在することを示した...
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