
上越市の総合防災訓練で大津波警報発表を受け、指定避難所に向かう柿崎区の住民=30日、上越市柿崎区
上越市は30日、柿崎区の柿崎コミュニティプラザをメイン会場に総合防災訓練を行った。「あらゆる災害に備える」をテーマに、大雨による土砂災害の危険性が高まる中、大地震や津波、原子力災害が同時に発生したと想定。住民約2000人が参加し、複合災害が起きた場合の身を守る方法について考えを深めた。
柿崎区は東京電力柏崎刈羽原発から半径5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)にあり、海岸部と山間部を持つ地域。
午前8時半に上中越沖を震源とする震度6強の地震が発生し、大津波警報の発表が屋外スピーカーから流れると、51町内会の住民がそれぞれ最寄りの指定避難所などに移動した。原発事故による避難訓練には山沿いの黒川...
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