ラベンダーシロップについて話す、左から平野伸哉さん、羽田又男さん、小熊龍太郎さん=胎内市大長谷
ラベンダーシロップについて話す、左から平野伸哉さん、羽田又男さん、小熊龍太郎さん=胎内市大長谷
胎内市産のラベンダーを使ったシロップ。ラベルは夕日、山、海、川など胎内の自然をイメージしている

 新潟県胎内市の魅力発信に取り組む若者グループが、市内産ラベンダーを使ったシロップを商品化した。中山間地の大長谷集落で栽培されるハーブの活用策でもあり、取り組みは高齢化が進む集落で地域の活力にもつながっている。

 シロップはお湯やソーダ水などで割るとほのかにラベンダーが香る。商品化したのは、胎内で生まれ育った平野伸哉さん(28)、小熊龍太郎さん(28)らでつくるグループ「ベースクラフター」。写真撮影やデザイナーといった本業の傍ら、地元食材を使った飲み物などをキッチンカーで売っている。

 大長谷では、地域おこし協力隊の森麻衣子さん(33)と住民が集落内の休耕田でハーブを育て、ドライフラワーにするなど...

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