新潟県の上越市内3病院の高度医療などの機能を1カ所に集約して中核病院とする案を基に、県などが上越地域の中期的な医療再編を議論することが3月20日、県幹部への取材で分かった。集約の対象は県立中央病院、県厚生連上越総合病院、市立上越地域医療センター病院とみられる。それぞれの役割分担を明確にした上で2025年度以降、中核病院の設置などを具体的に検討していく見通し。

 案は3月21日、上越市で開かれる上越地域医療構想調整会議で示される。

 新潟県は人口減少や高齢化に対応しながら持続可能な医療提供体制を整えるため、県内七つの医療圏ごとに中核病院とその他の病院の役割分担を整理する方針。それを踏まえ、21日の...

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