
「生きること」を伝えようと執筆に励む石井大心さん=柏崎市赤坂町
全身の筋肉が衰弱していく難病「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」と闘いながら執筆活動を続ける新潟県柏崎市の石井大心(だいし)さん(33)が、7冊目となるエッセー「筋ジス33歳〜脳梗塞になり大きな幸せを知る〜」を自費出版した。「生きている限り誰にでも可能性がある。自分らしく生きていくことを伝えたい」と話している。
石井さんは新潟市出身。小学校3年生の時に車いす生活となり、6年生で筋ジストロフィーと告知された。2006年から柏崎市赤坂町にある国立病院機構新潟病院に入院している。
入院生活を送りながら、X(旧ツイッター)で毎日思いを発信したり、執筆活動に取り組んだりしている。ただ、30歳で脳梗塞を発...
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