
只見線の乗客へ手を振る魚沼北中の生徒たち=10月1日、魚沼市の越後須原駅付近
JR只見線の全線運転再開から2年となった10月1日、新潟県魚沼市の沿線住民らが市内で記念イベントを開いた。越後須原駅では地元の子どもたちが手を振って列車を出迎え、2周年を祝った。
只見線は2011年の豪雨災害により、福島県側の一部区間で不通が続いていたが、2022年10月1日、11年ぶりに全線で運転を再開した。
魚沼市は15年に「只見線にみんなで手をふろう条例」を制定している。記念イベントは強化月間の10月に只見線への関心を高めてもらおうと、住民有志らでつくる「だんだんど〜も只見線沿線元気会議」が企画した。
小出駅でメンバーが、只見線の会津若松(福島)行きの乗客約60人に特製うちわを配布。越後須原駅近くにある...
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