県が作成した洪水浸水想定区域図の例(県提供)
県が作成した洪水浸水想定区域図の例(県提供)

 想定される最大規模の降雨があった場合に浸水する恐れがあるエリアをまとめた「洪水浸水想定区域図」について、新潟県は対象の約970河川のうち半数超の519河川で作成を終えた。区域図は市町村が「洪水ハザードマップ」を作る上での基礎資料となる。作成期限は定められていないが、県は国の財政支援を受けられる2025年度末までの完了を目指す。

 区域図は水防法で国と都道府県に作成が義務づけられている。15年の水防法改正で、想定する降水量を千年に1回程度の「想定最大規模」に拡充。降雨があった場合に浸水する区域や水深を、河川ごとに色分けして図にまとめている。21年の改正で対象河川が広がり、県内は39河川から一気に...

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