
除雪しながら一本一本丁寧に収穫する雪下ニンジン=阿賀町日野川
新潟県阿賀町で雪下ニンジンの収穫がピークを迎えている。寒さに耐えながら甘みを蓄え、鮮やかなオレンジ色に育ったニンジンを生産者らは一つ一つ手作業で丁寧に掘り出していた。
雪下ニンジンは、雪の中で越冬させることで雑味やえぐみがなくなり、甘みが強く感じられるようになるという。阿賀町では8人の生産者が栽培している。
2024年は、前年夏の猛暑の影響で収穫量が激減したが、2025年のニンジンは天候と適度な雨に恵まれて出来が良く、例年を上回る10トンほどの出荷を見込んでいる。
阿賀町日野川にある奥阿賀野菜生産組合の渡部悦男組合長の16アールの畑では、3月14日に収穫が始まった。大雪に見舞われた今年は約8...
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