
ル・レクチエの落ち葉を農業者以外に処理してもらう農福連携の試み=加茂市山島新田
西洋ナシ「ル・レクチエ」の葉や果実に病斑が出る「褐色斑点病」を防ぐため、産地の新潟県三条市などを抱える県三条農業普及指導センターは、越冬伝染源となる落ち葉の処理作業を農業者以外に手伝ってもらう試みを始めた。農家が人手不足に悩む中、障害者らが単発で入る農福連携の仕組みを目指す。
県産ル・レクチエは2024年、褐色斑点病の流行で出荷量が落ち込んだ。病気の落ち葉から雪解け後に胞子が飛散するため、防止に向けては農地から落ち葉を運び出す必要がある。
だが、人手不足に悩む多くの農家にとって落ち葉処理の負担は大きい。病気を抑え込むには産地全体が足並みをそろえ、毎年処理を徹底することが鍵となる。
そうした課...
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