
収穫のピークを迎えている食用菊「カキノモト」=新潟市南区
本県の代表的な秋の味覚の一つ、食用菊「カキノモト」の収穫がピークを迎えている。県内最大の産地である新潟市南区では20日、鮮やかな赤紫色に染まった畑で、しろねかきのもと部会の部会長細貝洋一さん(53)が主力品種「今井系」の仕上がりを確認。「厚みや大きさは十分で、良い花を届けられる」と太鼓判を押した。
カキノモトは爽やかな香りとほろ苦さ、シャキシャキとした歯応えが特長で、主におひたしや酢の物にして食べる。JA新潟かがやきによると、白根地区では22人の農家で県内出荷量の約8割を栽培している。
ことしは夏の暑さなどの影響で出荷が例年より1週間ほど遅れているが、花の色づきがよく品質は良好だという。収穫...
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