
県展委員の解説を聞きながら作品を鑑賞する来場者=24日、新潟市中央区万代島
第79回県美術展覧会(県展、新潟日報社など主催)の新潟展は24日、開幕後初めての週末を迎え、多くの人が訪れた。会場の朱鷺メッセ(新潟市中央区)では、県展委員が作品を紹介する鑑賞会が開かれ、来場者は解説を聞きながらじっくりと作品に見入っていた。
焼き物や染め物が並ぶ工芸部門では、県展委員で工芸家の西片正さん(74)が来場者と共に作品を見て回り、素材や技法、作者の経歴などを紹介した。選考に立ち会った西片さんは、スムーズに審査が進んだことを振り返り、「感性は人それぞれ違うが、高評価を受けた作品は、やはりきれいだと感じるものが多い」と話した。
別部門で入選した娘の作品を見に来たという新潟市南区の人(...
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