「武運長久」と書かれた日章旗や当時の生活用品、回覧文書などが並ぶ企画展=佐渡市八幡
「武運長久」と書かれた日章旗や当時の生活用品、回覧文書などが並ぶ企画展=佐渡市八幡
「武運長久」と書かれた日章旗や当時の生活用品、回覧文書などが並ぶ企画展=佐渡市八幡

 戦時中の島内の生活を伝える企画展「戦後80年-太平洋戦争と佐渡-」が、佐渡博物館(佐渡市八幡)で開かれている。当時の回覧文書や生活用品などが並び、来場者がじっくり見入っていた。

 戦後80年に合わせ、佐渡博物館が企画した。金属製品の供出を呼びかける回覧文書など、島内で集められた約190点を展示している。軍事訓練の写真が載った中学校の卒業アルバムや、金属の代わりに陶器で作られたアイロンなど、戦争の影響が色濃く反映された暮らしぶりを紹介している。

 11日は、多くの観光客や帰省客らが来場。家族で訪れた東京都の男性会社員(37)は「多くの人が出征していたことに驚いた。広島、長崎への原爆投下や終戦の日に...

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