昭和元(1926)年から数えてちょうど「昭和100年」を迎えた。私たちの暮らしや価値観は、戦争と復興、高度経済成長、バブル崩壊といった時代の流れとともに大きく変わった。その歩みに寄り添ってきた新潟日報をひもとけば、懐かしさや新鮮な驚きを感じられる。在りし日の記事をたどりながら、今を生きる知恵を考えたい。

子供の代名詞にもなっている鼻たれ小僧を、最近はすっかり見かけなくなった。その理由は医学界でも長らくはっきりされないできたが、最近では「食生活の向上」が一番の原因といわれるようになった。裏付け調査した医師は「学校給食が減少に大きく貢献したことも...
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