
漫画家の倉田真由美さん(本人提供)
マスメディアからネットへと、利用するメディアが転換する「メディアシフト」が顕著となっている。ネット利用時間がテレビを上回り、ユーチューブやX(旧ツイッター)といった交流サイト(SNS)を利用する人が増加。ユーチューブやX(旧ツイッター)は新たな「言論空間」として人々をひきつけるものの、過激な主張や根拠不明の情報など、玉石混交の状態だ。
私たちはSNSとどう向き合うべきなのか。不信が広がるテレビや新聞などの既存メディアに情報源としての利用価値はないのか。メディア業界に長く身を置き、7月末にXである投稿が“炎上”状態となった漫画家の倉田真由美さんに話を聞いた。(共同通信=新里環)
▽SNSの強烈...
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