
「これだけ長い期間続けられて、自分たちにとってもかけがえのない場所になっている」と語る高島詠子さん(左)と角田郁子さん=新潟市西区青山2
東京電力福島第1原発事故で、福島県から新潟県に避難した作家2人の展示会「春のふたり展」が、新潟市西区青山2のギャラリー潟道(かたんどん)で3月12日まで開かれている。11日で東日本大震災と原発事故の発生から13年。「普段は忘れている震災について話をする場になれば」と2人は話している。
展示会は2015年から、フラワーアレンジメント作家角田郁子さん(51)=新潟市=と、パステルアート作家高島詠子さん(54)=新潟市=が開いている。
11年の原発事故後、角田さんは福島市から、高島さんは郡山市から、幼い子どもと一緒にそれぞれ新潟市に避難した。今回はリースやポストカード、水引を使ったアクセサリーなど...
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