
柏崎刈羽原発
新潟県は4月9日、東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。での事故時、避難者の衣服などに放射性物質が付着していないかを調べるスクリーニング原発事故で放射性物質の放出後、放射線監視の結果に基づいて国から避難を指示された住民の汚染状況を確認する検査。原子力災害対策重点区域とされる原発から半径30キロ圏の境界付近で、県が実施する。着衣のまま頭、顔、手指、靴底などに放射性物質の付着がないかを測定。基準値を超えた住民は、拭き取りや着替えなどの簡易的な除染を行い、測り直して基準値を下回れば通過できる。(汚染検査)の基準値について、より厳しい県の基準から国の基準に緩和すると発表した。リスクの高い人には別途詳しい検査をしてもらうことで、緊急時にはより早く逃げることに重点を置いた。
新潟県はこれまで全ての避難者を対象にスクリーニングを...
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