
「核のごみ」の最終処分場選定に向けた文献調査を巡り、受け入れを求める請願を賛成多数で採択した佐賀県玄海町議会の原子力対策特別委員会=4月25日
原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)原発の使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出す際に行う、「再処理」と呼ばれる工程で発生する廃棄物。「核のごみ」とも呼ばれる。の最終処分場選定に向けた第1段階の文献調査高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定は、文献調査、概要調査、精密調査と3段階あり、計20年ほどかけて地盤や火山活動の有無などを調べ、建設の可否を判断する。文献調査を受け入れると最大20億円の交付金が出る。を巡り、佐賀県玄海町議会は4月25日の原子力対策特別委員会で、受け入れを求める請願を賛成多数で採択した。請願国や県、市町村に対し、その職務に関する要望や意見を述べることができる制度。同様の制度である「陳情」とは異なり、憲法で国民の権利として定められており、提出するには議員の紹介が必要となる。が受理されてから3週間のスピード決着で、...
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