河川堤防近くの液状化をテーマにした河川防災フォーラム=新潟市中央区東万代町
河川堤防近くの液状化をテーマにした河川防災フォーラム=新潟市中央区東万代町

 能登半島地震による河川堤防の液状化被害や対策を考える「河川防災フォーラム」が、新潟市中央区東万代町の万代市民会館で開かれた。出席者は今回の液状化被害を振り返るとともに、1964年の新潟地震など過去の対策と効果を検証する重要性も確認した。

 大学教授や土木関係者らでつくるNPO法人「水環境技術研究会」(新潟県長岡市)が毎年開いている。能登半島地震を取り上げるのは初めてで、液状化を切り口に河川堤防の地盤強化をテーマにした。

 フォーラムは2月3日に開かれ、長岡技術科学大の豊田浩史教授は液状化によって地盤がずれ動く「側方流動」について紹介。新潟地震では現在のやすらぎ堤に当たる信濃川沿いで大規模に側方流...

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