
自民党との政策協議後、記者団の取材に応じる日本維新の会の藤田共同代表=17日午後、国会
自民党と日本維新の会の連立協議は最終局面に入った。維新の吉村洋文代表は地元の大阪府議会で行った議員定数削減を「改革の原点」と重視。年内実現を絶対条件に掲げ、自民は受け入れる方向で調整に入った。国政選挙で踏み切れば、地方や中小政党への影響は避けられない。2党で拙速に協議を先行させることに批判が強まっている。
▽佳境
「あともう一歩、歩み寄れないかというところまで来ている」。維新の藤田文武共同代表は17日の記者会見で、自民の高市早苗総裁との連立協議が大詰めを迎えている状況を説明した。
維新が要望する約50の個別施策のうち、期限を明示しているのは、看板政策の副首都構想(来年の通常国会)と議員定数削...
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