15日、国会内で会談に臨む自民党の高市総裁(右)と日本維新の会の吉村代表(中央)、藤田共同代表
 15日、国会内で会談に臨む自民党の高市総裁(右)と日本維新の会の吉村代表(中央)、藤田共同代表
 15日、自民党の高市総裁との会談に臨む日本維新の会の吉村代表(手前)と藤田共同代表(左)=国会
 17日、千葉市でパネルディスカッションに参加した日本維新の会代表の吉村大阪府知事
 15日、日本維新の会の吉村代表との会談に臨む自民党の高市総裁=国会
 15日、日本維新の会の吉村代表らとの会談を終え、記者団の取材に応じる自民党の高市総裁=国会
 閣内・閣外協力を巡る自民、維新の立場
 2024年6月、通常国会での旧文通費改革を巡る自民党側との交渉経緯について、オンライン会合で説明する日本維新の会の馬場代表(奥左、当時)=国会

 自民党と日本維新の会が事実上、合意した連立政権樹立に向けた協議では、政策に加え維新が閣僚を出すかどうかも焦点だった。自民の高市早苗総裁は責任の共有を訴え、入閣を要請。複数のポストを提示し、秋波を送った。一方、維新は過去に政策合意の約束を自民に破られたとのトラウマがあり、警戒感が強い。経験豊富な人材が不足している事情も重なり、当初は閣外協力にとどめるとの判断に傾いた。

 ▽厚遇

 「閣僚を出すのが覚悟なのか。ポストを求めるのはちょっと違う」。18日、維新の吉村洋文代表は民放番組でこう強調し、閣外協力も選択肢かとの質問に「いろいろな選択肢はある」と否定しなかった。

 15日の党首会談で、高市氏は連立を...

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