小千谷に伝わる浮世絵が並ぶ展示会=小千谷市上ノ山4
小千谷に伝わる浮世絵が並ぶ展示会=小千谷市上ノ山4

 小千谷市に伝わる浮世絵を集めた展示会が、上ノ山4の市民学習センター「楽集館」で開かれている。江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した絵師の勇壮な武者絵や、歌舞伎役者を描いたあでやかな浮世絵が並び、絵師それぞれの多彩な表現が楽しめる。

 小千谷には、縮の交易を通じて多くの浮世絵が伝わり、浮世絵は「絵紙(えがみ)」と呼ばれて親しまれてきた。展示は市と小千谷絵紙保存会が主催し、約30点の作品をそろえた。

 3代目歌川豊国と歌川国芳、豊原国周の作品が並ぶ。華やかな画風の豊国、人物をダイナミックに描く国芳、大胆な構図の国周と、三者三様の魅力が伝わってくる。

 浮世絵の基礎知識や製作技法の解説など、浮世絵鑑賞...

残り76文字(全文:376文字)