能登半島地震で発生した土砂ダムの解消に向けて発足した検討委員会の会合=19日、新潟市中央区
能登半島地震で発生した土砂ダムの解消に向けて発足した検討委員会の会合=19日、新潟市中央区

 能登半島地震で生じた「土砂ダム」などの土砂災害を解消しようと、北陸地方整備局や石川県などは2月19日、専門家とともに対策工事を考える土砂災害対策検討委員会を立ち上げた。

 土砂ダムは崩れた土砂が川をせき止める状態で、河道閉塞(へいそく)とも呼ばれる。国土交通省や北陸地方整備局によると、能登半島地震では輪島市の5河川、能登町の1河川で計14カ所発生した。いずれも決壊の可能性は低いとするが、解消するには数年ほどかけて徐々に水量を減らすしかない。長期間の監視、管理が必要で、専門家の知見が欠かせないという。

 19日の初会合では、新潟市中央区の北陸地方整備局などを会場に、オンラインで専門家も出席した。2...

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