
「トキみ〜て」で公開中のトキのペアがふ化させたひな=4月21日、長岡市寺泊夏戸(長岡市提供)
新潟県長岡市寺泊夏戸のトキ観覧棟「トキみ〜て」で公開中のつがいが、卵をかえしたことが4月22日、分かった。担当者が映像でひな1羽を確認した。つがいは現在も公開中で、トキの子育てを近くで見られる機会は貴重だという。担当者は「順調に子育てが進んでほしい」と願っている。
卵をかえした2羽は7歳の雄と6歳の雌で、愛称は順に「ゆう」「さくら」。1月中旬から公開している。ゆうとさくらは3月に卵を計4個産んだが、一つは割れ、三つは無精卵だったため、別のペアが産み抱かなくなった卵を職員が巣に運ぶと、卵を温め始めた。運び入れて間もない4月21日午前10時過ぎ、ふ化が確認された。
長岡市はひなに問題が起きなけれ...
残り118文字(全文:418文字)